2008/12/21

自然の中で心の洗濯

クリスマスより一足先に…
ウスターの休日

 ウスターで学校を経営する友人クリス一家がスキー旅行に行くというので、犬の世話と留守番がてら、一週間滞在しました。 ロンドンから車で4時間、ウェールズの近くにあるウスターは、その名の通り、ウスターソースのふるさと。

  17世紀に9年も続いたイギリス市民戦争で、「オリバー・クロムウェル率いる議会派」VS「スコットランドに支持された国王派」最後の戦場となった歴史的な場所でもあります。

 ウスターの町からわずか10分ほどのところにある友人宅は…まさに「大草原の小さな家」。

 "Kempsy Common"と呼ばれる草原の中にたたずむ家で一週間、ロンドンの喧騒を忘れてのんびりしました。




 毎日犬と数時間の散歩… 夜中に降りる霜でぬかるんだ草原の中を、シスル(植物)のトゲを避けながら、日ごろの運動不足解消♪



 











 友だちの愛犬・アルフィーは、投げるボールや木の枝を追いかけながら、どこまでも付き合ってくれます。


 木の枝を何本投げても、全部持って帰ってくる律儀なアルフィー。










 氷の浮かぶ水の中にも、迷わず飛び込む名犬・アルフィー。


散歩の途中で出会う、たくさんの羊と馬たち。




 サエ、初めて馬と友だちになる。りんごと角砂糖をあげると、もっとほしいとねだってきます。














 











 だだっ広い草原で夜空いっぱいに広がるを眺めながら、プーケットの海辺の一軒家のことを思い出したりもしました。
家族や友だちのみなさん、よいクリスマス、よい新年を!


 PS: こんな僻地にいながらも、オンライン日本語レッスンの仕事は休まずできました。インターネットとJapan Online Schoolに感謝!

2008/10/05

行ってきます!おやじバイカーズ・フランスツアー Oct 6-18

イギリス滞在も5ヶ月目を迎えました。
義母の介護をしつつ、2ヶ月がかりで計画したツアーをついに実現します!
ツアーの日程:

10月6日: ロンドン→フェリーでCalaisへ→Ieper (ベルギーの第1次世界大戦戦場となった場所)  <112マイル>
10月7日: Ieper → パリ <171マイル>
10月8日: パリ --> Chenonceaux城 <132>
10月9日:  Chenonceaux城 --> Oradour-sur-Glane (第2次世界大戦でドイツ軍に滅ぼされた町) <117>
10月10日: Oradour-sur-Glane --> Rodez <169>
10月11日: Rodez --> Millau橋(世界一高い橋!) --> Carcassonne <149>
10月12日: Carcassonne --> Valence <222>
10月13日: Valence --> Evian les Bains <159>
10月14日: Evian les Bains --> Milhouse <162>
10月15日: Milhouse --> Mainz <200>
10月16日: Mainz --> Koblenz --> Charleroi <238>
10月17日: Charleroi --> できればユーロスター → ロンドン <187>


計 約2013マイル

今週は、荷造りとバイクの最終調整、そして尻痛防止のクッション作りに明け暮れた毎日でした。

リチャードと私、そして、ジェフ、ケビンの「おやじバイカーズ」。
どんな旅になるのやら・・・たのしみです。

前日(10月5日)は、テスト走行でロンドン北部のエースカフェ初上陸、そして、当日を迎えます。


詳しくは:「OYAJI Bikers' Wonderful Little World」で…http://bikerslittleworld.blogspot.com/

安全第一で、行ってきます!!

2008/08/13

IRON BRIDGE GORGE ---Our 1st Anniversary! Jul 27-29

世界遺産・マチュピチュでプロポーズ、
式を挙げたグリニッジ海軍大学も世界遺産だったことを知り・・・
「こうなったら、毎年、記念日に世界遺産めぐりをしよう!」と決めた私たち。
今回は、世界初の鉄橋「アイアン・ブリッジ」を訪ねることにしました。


バーミンガムの近く、ロンドンからは400キロ程度の距離。
昼前に出かけ、モーターウェイを飛ばすこと6時間…

今回は、尻痛対策にエアクッションを利用したので、楽チン♪
だけど、セブン川に架かる鉄橋を見たら、「はぁ~~やっと到着した~」とつい小躍りしてしまいました。


森に囲まれた、小ぢんまりした静かな町。
粘土、石炭、石灰岩、鉄鉱石の採れ、川や運河でバーミンガムやブリストルなど主要地域への便がよかったこのエリアは、産業革命の発祥の地としてかつては大いに繁栄していました。


当時は製鉄釜の火で空は真っ赤、煙と石炭で辺りは真っ黒だったそうで…
旅人が「あ~この地に住んでいなくてよかった」
と言いながら通り過ぎたという
不健康極まりない場所だったそうです。

今はすっかり静まり返って、自然いっぱい、観光産業一筋の落ち着いた町。
でも、遺跡のような製鉄釜の残骸、
あちこちに再利用された鉄道のレールや枕木、
様々な工場の跡地などが当時の繁栄ぶりを思い起こさせてくれます。


この町には博物館が10もあり、
鉄鋼をはじめ、タイル、レンガ、石炭の採掘、陶器などなど、
かつてこの町をブイブイ言わせた産業の様子と産業革命の歴史を
バッチリ見ることができます。
1年間有効の全館共通パスポートなるものもあり、とても便利♪


博物館で一番よかったのは、「ビクトリアン・タウン」。

日光江戸村やラーメン博物館のコンセプトで、ビクトリア時代を再現した「時代村」です。
しかし、ほとんどの建物は、当時のオリジナルを改修したもので、かなり本格的。


また、ビクトリア時代の服装で働いている(生活するふりをしている)人たちは、この土地で育ち、故郷をこよなく愛する人々で、しばらくいるうちに、本当に時代をタイムスリップしたかのような気分になりました。

アイロンブリッジのアトラクションの詳細サイト



アイロン・ブリッジでお世話になったB&Bは、カルカッツハウス


鉄橋建造から、さらに4年をさかのぼる1975年に建てられた
タイル工場主の屋敷だったらしいこの建物は、
3階建てのクラシックなたたずまいで、
渓流の音を聞きながらゆっくりするには最高のロケーションでした。

コッツウォルズや湖水地方もいいけれど…
ここアイロン・ブリッジも、ぜひぜひ旅人に訪れて欲しい場所だと思います♪


2008/07/25

UK BIKE TOUR 1: West Sussex ---Jul 20, 21, 2008


West Sussex


イギリスに来て2ヶ月。19年もののリチャードのホンダ・ドミネーターの修理が終わり、ようやくツーリングに出かけることが可能になった。


←バイク修理中のリチャード


初ツアーは、西サセックスへの1泊旅行。
ブラジルから帰省中の友だちフィオナに会うため、ロンドンを出発。
ペルーで乗っていたヤマハ・Viragoのコピー(中国製)に比べて、目線の高さを改めて実感!
シングル・シリンダーのドドド…という低音と振動は最高!
夏の景色もきれいで気持ちいい♪


ちょっと肌寒い、ロンドンの夏の風を切りながら、すいすいとクロイドンを抜け南下…
2時間後、海辺の町ブライトンに出た。
桟橋を眺めながら、ティースタンドで紅茶をすする。
道端では、市の環境保護フェアで、ヒッピーがぞろぞろ…

ブライトンから、小1時間。
チチェスターを越えると、すぐに目指すところのイチェノアー(Itchenor)に到着。
所要時間4時間、距離180キロ。

そこは、海を臨む、閑静なたたずまいの静かな町だった。
フィオナと息子のルービン、娘のローラと一緒に散歩したり、広々とした庭を眺めながらお茶を飲んだり、のんびり過ごした。



翌日、ソファーで寝てギシギシいう体を起こし、午前中にロンドンを目指して出発。
途中、アレンダル(Arundel)に立ち寄る。
お城を見たかったのだが、残念ながら月曜日は休館日だった…残念。
立派な城は外から見てもすばらしく、また来なくちゃ!と思いつつ、北上を続ける。

帰路はA24をず~っと上る。
ドーキング(Dorking)でランチ休憩。ここもゆったりした感じのいい町だった。

ロンドンに入ると、いきなり道路がゴミゴミしてくる。
この日は気温も高く、暑さと疲れ、そしてお尻の痛みでイライラしながら、家へ向かった。
所要時間3時間、150キロ。
久しぶりのバイク小旅行、楽しかった~~~♪